韓国で見つけた蓋物の器。
韓国の宮廷料理などでは、こういう蓋物(ただし金属製)にごはんやおかずを入れて、膳の上にズラーっと並べる写真を見たこともありますが、こういった白磁系には初めて出会いました。
生産は1940年代に創業された韓国にある陶磁器メーカーで、今はボーンチャイナなどを得意としているようですが、こちらは硬質陶器製、60〜70年代くらいに作られたものかと思われます。
貫入や気泡が入っており、経年による黒ずみも見られ、若干の個体差があります。
柔らかい肌質の質感が、ほんとうに美しい器に思います。